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男性の脱毛と女性の脱毛の施術料金が違う理由とは?
脱毛施術の料金は、通常どのクリニックでも男女によって違いがあります。女性をメインターゲットにおいて脱毛施術を提供しているクリニックの場合、男性で女性向けの料金をそのまま適用することはできません。男性の脱毛施術は女性より料金が高くなっています。
体毛の濃さの違いが施術の手間に影響
男性と女性は、生物学的に「生えてくる毛」に大きな違いがあります。
男性には「男性毛」と呼ばれる男性ホルモンの影響を受けやすい毛があります。
男性は本来的に分泌される男性ホルモンの量が多いため、女性と比較すると必然的に生える体毛量も多くなります。
生えてくる体毛について、大きく3点で女性との違いが生じるため、それを取り除く脱毛施術でも手間に応じた施術料金の追加が必要になります。
男性ホルモンの影響を受けやすい部位
口まわり(ヒゲ)、胸まわり(胸毛)・背中・お腹・耳
毛の生える密度が濃い
同じ面積の中に占める毛の密集度(毛穴の数)でも男女により大きな違いがあります。一般的に「毛深い」というのは、まさにこの密度のことを指している場合がほとんどです。
全ての毛穴に常に毛が生えているわけではありませんが、毛穴数が多いとその範囲で生える毛の本数も当然多くなります。このため、脱毛施術においても相応の手間を要するということになっていきます
毛の生える部位が広範囲に及ぶ
女性であれば生えないであろう箇所でも男性の場合は毛が生えるということが起こります。具体的には、次のような部位で男性特有の発毛が考えられ、必然的に脱毛施術においても相応の手間が生じます。
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生えてくる毛自体が太い
毛が生えるか生えないかの違いだけでなく、生えている毛でも「その毛が太いのか、うぶげなのか」によって、脱毛施術の際の出力調整が必要になってきます。
毛が太くしっかりしているほどレーザー照射出力を上げて施術する必要が出てきます。
出力を上げれば上げるほど熱症(ヤケド)などの皮膚トラブルリスクがあがります。
つまり、施術時により慎重な判断と聞き操作と術後の肌ケアが求められます。必然的に施術に対する総合コストも上がってしまうというわけです。
例えば、口まわりのヒゲの脱毛施術などをイメージしていただければ男女差がよくわかります。
例えば産毛に近い女性Aさんの口まわりの毛と、毛根自体が太くしっかりとしている男性Bさんの口まわりのヒゲとを比較した場合、施術中、同じレーザー照射を行なうわけにはいきません。
術後の処置においても、一定程度の軽いヤケドをどうケアしていくのかといった判断が求められるケースもあり、やけどの程度に応じて医師や看護師のカバー領域も多くなっていきます。
このようなことから、口まわりの施術プランだけを考えてもが別の料金設定になるというわけです。
「時間効率の悪さ」が部位ごとの料金体系に反映
このような「男女間での体毛の濃さの違い」は、脱毛施術を行なう際の施術効率に影響を与えます。
男性の場合は脱毛施術の「時間効率」が女性に比べて圧倒的に悪くなってしまい、これが施術料金に反映されて高くなるということになります。